悩むマナー・立ち居振る舞い

習ったマナーと場面の雰囲気、空気が違う時が実際にはあります。そんな時はその場面の空気に合わせて良いのです。

いただいたご質問:悩む手の位置

プロトコールや、人とのコミュニケーション講座などでは手はテーブルに出すと習いましたが、あるセミナーに参加したときは他の皆様は机の下に手を置かれていて、自分だけ机の上に手を置くのは抵抗があったのですが、こういう場合はどうすれば良かったのでしょうか。
というご質問をいただきました。

回答は、他の方と同様、手は机の下の方が良いです。

理由は、そもそも『マナー』とは、お相手を尊重し、ご自身も尊重され、コミュニケーションが円滑にいく為のものです。『習ったマナーを実践する』ことが最優先ではないのです。

マナー実践を優先しすぎると。

例えば、皆様が手の下に置かれているのはこのセミナーのご参加者の方々は「机の下におくことが相手に失礼がない」と思われているので、それを正すより、『合わせる』方が、ご自身も誤解されず(マナー知らずと)空気が和みます。マナーは『・・・面』からみると決まっている事柄でも、実際に合わないときもあります。臨機応援に対応していくことが『最上級のマナー』です。